それは自分で一番よく分かってるんですが、ね…………。
以前お邪魔した絵チャで出された
「はだけろ!」な浴衣75
という宿題を描くつもりだったのに、そんな宿題提出先の某教祖が偶然にも私の地元の神社に行きたいとか言うもんだから(背景があまりにも想像し易い故に)何か妄想が変な方向に加速してしまった結果がこれだよ……!
あまりにも妄想過多なので注意事項読んで「ええー」となった方はぜひとも回れ右でお願いします。
【頭の痛い妄想設定注意事項】
・神職クラウド→←巫女バッツな神社パラレルです( な ん だ そ れ )
・要するにそもそも女装です
・バッツは神様のものなんだけど、神様というのがセフィロスで、しかも相性が良いのでクラウドの体を借りて現世に出てきます
・だからクラウドの体なのにセフィバツでアッー!なわけで……なんという複雑な三つ巴。
・うん、明るい話じゃないよねこれ!!!
・そんなクラバツ。(これをクラバツと言い切っちゃうあたりがもう何かね…!!)
・アッー!な描写はぬるいとか以前にしてません。だって書いてない(筈)。してませんが話の筋としてはセフィロスがバッツにあれそれしてるのは確かなので「それはちょっと・・・」な方はもう本当回れ右してくださいね……?
というわけで、こんな概要でも本当に大丈夫な方は続きから…………
******
「ク、クラウドっ!!やめろよ、だめだ!!」
「どうして?」
力の限り抵抗しても、完全に乗り上げられた状態ではとても押しのけられそうに無い。
それでもこのまま流されるわけにはいかなかった。
そんな事になれば、クラウドはどうなるか分からない。ここを追い出されるだけで済むとはとても思えない。
どんなに望んでも、望まれても、これは超えちゃいけない線だ。
「分かってるだろ!!おれは神様のものなんだっ…だから、」
だから、おれはクラウドのものにはなれないんだ。
それを声に出すのはどうしても出来なくて、涙で滲んでよく見えないままの視界でクラウドを見上げた。
さらり、と。
暗がりでもはっきり分かる銀の糸が降ってきたのはその瞬間だった。
「だ、れ……?」
「お前こそ、分かっているのだろう?」
おれの顔に零れ落ちてくる銀色の髪の隙間からのぞくのは、淡く光る碧のひとみ。
クラウドの目と同じ色。
でも、ちがう。
縁取る睫毛が銀の光を弾いてる。
体に感じる重みも、さっきよりもずっと重い。
押さえつける腕の太さも、力も、
何もかも違う。
どうして
さっきまでクラウドだったのに。
いや、
「さっき」から、もう―――?
「お前は私のものだろう」
「かみ・・・さ、ま・・・・・・?」
「そうだ――――だが、本当の名は」
「セフィロ、ス・・・・」
「お前だけは、そう呼んで良い。お前は私のものなのだから」
耳元で囁かれた名前を繰り返すと、神様は満足そうに目を細めた。
そして、見ていていっそ恐ろしくなる程綺麗な微笑を浮かべて、「神様」は手を伸ばしてきた。
クラウドのものだった筈の、手を。
(こんなのって、ないよ)
神様は残酷だ。
だからこそ怒らせないように祀るのだと聞かされて育った。
おれは今まで、神様は怖いけど、残酷なんかじゃないと思ってた。
(だって、クラウドの体なんだ)
でも、
(クラウドじゃないのに)
「神様」はやっぱり残酷だった。
(…クラウドを想う事は、許してくれないのに)
好きなひと以外の誰かに、好きなひとの手でこんなことをされるなんて。
「こんなのって、ない・・・・・」
どうせ泣いても喚いてもやめてもらえない。
だっておれは「神様」のものだ。
だから、泣くことだけは我慢しなかった。
恥も外聞も無く子供みたいにしゃくりあげて泣き続けた。
(クラウド、クラウド、……クラウド、)
ただ声に出せないままクラウドの名前を呼びながら、ずっと泣き続けた。
「セフィロス」の手はそんなおれにも最後までずっとやさしくて、ああ本当に神様ってとても残酷なんだと思った。
***
いや・・・・なんかもう本当すみません・・・・!
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